10月10日サントリーホール、キーシン・バースデースペシャルコンサートに行きました。
このコンサートはキーシンの40歳のバースデーを記念して、クニャーゼフ(チェロ)とアルゲリッチが協演するとのこと。キーシンとアルゲリッチのピアノデュオなんて一生に一度しか聴けないと思い、
発売初日10時からパソコンを開きましたが、私のように思っている人は予想以上に多く、座席を選んでいるうちにどんどん売れてしまい、結局右側の席になってしまいました。
でもアルゲリッチが健康診断で異常がみつかり、来日中止。大ショックでしたが、プログラムは前半がキーシンとクニャーゼフ、後半がキーシンのソロで、ショパンのノクターン10番とショパンのソナタ3番に変更になりました。キーシンとクニャーゼフのラフマニノフのチェロソナタも素晴らしかったですが、特に後半のキーシンのソロは見事な名演。直前に準備したとは思えない演奏で、ランランと同じくらい感動しました。
そしてさらに凄いのが、その後のアンコール。拍手が鳴りやまず、キーシンは何とアンコールを6曲も弾いてくれたのです。アンコールだけで1時間。やっぱりピアノって素晴らしい、このままずっと聴いていたいという感じでした。私がアンコールで気に入ったのは、シューマン作曲リスト編曲の献呈。とても美しい曲で(キーシンが弾いたからかもしれませんが)、今私もこの曲の練習を始めました。