(角川書店)★★★★★
「ダヴィンチコード」で有名なダンブラウンの最新作。
前作の「ロストシンボル」から4年経ったので、私にとっては待ちに待ったという感じ。
毎回、美術品や文学を背景に、謎解きとスリルと冒険で、とてもおもしろいですが、
この作品も期待を裏切らないです。
今回はイタリアのフィレンツェが舞台。ダンテの「神曲」をもとに、
ボッティチェルリの絵画「地獄の見取り図」やダンテのデスマスクに謎がこめられ、
世界人口増加や、遺伝子操作など社会問題がとりあげられています。
実在するイタリアのヴェッキオ宮殿、サンマルコ大聖堂やトルコのアヤソフィア博物館などが
舞台で、文章では想像に限界があるので、是非行ってみたくなります。
2015年にトム・ハンクスの主演で映画化が決まっているらしいので、
とても楽しみです。