11月23日に、チョソンジンのリサイタルに行ってきました。
チョソンジンは2011年チャイコフスキーコンクールと
2014年ルービンシュタインコンクールで3位入賞し、
今年ショパンコンクールで優勝しました。
プログラムはオールショパンで、
ノクターン第13番
ソナタ第2番
スケルツォ第2番
24の前奏曲
(アンコール)
英雄ポロネーズ
バッハフランス組曲第5番よりサラバンド
卓越したテクニックと透明感に満ちた美しい音色、
21歳とは思えない表現力がとても魅力的でした。
ソンジン君はインタビューで次のように言っています。
「ショパンの作品はまるで歌を歌っているよう。それを表現することが一番大事。
練習方法としては、まずは曲をゆっくり弾いてみたり、じっくり弾いてみたりします。」
そしてパリ国立高等音楽院で、ミッシェル・ベロフのアシスタントとして
チョソンジンを教えているローラ・カバッソのコメントは
「出会った当初からすごい集中力で練習し、すごい早さで曲を自分のものにし、
どんな曲もやすやすと弾きこなすことに目を見張る思いだった。
素晴らしい音色を持っている。
レパートリーはとても広く、複雑な曲でもあっという間に覚えてしまう。
彼は教師からのアドヴァイスをコピーするのではなく、自分の音楽的ヴィジョンに
深くしみ込ませていく。」
やはりショパンコンクールの優勝者となると、天才なんですね。