(PHP研究所)★★★★★
2013年第26回柴田錬三郎賞を受賞した作品。
娘が「西荻窪が舞台で、主人公の名前が私と一緒なんだよ」
と言うので、驚いて読んでみました。
こんな偶然あるんですね~
黄色い朝顔というこの世に存在しないはずの花をめぐり、
殺人事件が起きます。
謎解き、家族愛などが描かれていてとても面白かったです。
いろいろな事件や出来事がすべて最後に結びつくのはさすが。
黄色い朝顔は本当に江戸時代にあって、毒があるのか気になり、
ネットで調べたところ、
江戸時代に黄色い朝顔があったのは事実で、
日本の朝顔の種を食べると下痢になるだけだが、
朝鮮朝顔は意識障害や幻覚の症状がでることがあるらしく、
華岡青洲が外科手術に朝鮮朝顔から精製したものを
麻酔薬として使ったらしいです。
しかも2014年10月に、基礎生物学研究所が、
黄色い朝顔の栽培に成功しているみたいです。