昨日武蔵野市民文化会館に、ロシア交響楽団の演奏を聴きに行きました。
プログラムは
ストラヴィンスキー:「火の鳥」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー:交響曲第5番
ロシア交響楽団は1936年に創立され、ロシアで伝統のあるオーケストラの一つ。
指揮はマリウス・ストラヴィンスキーで、ストラヴィンスキー一族の血をひくサラブレッドで、
背が高くなかなかのイケメン。
ピアニストはリリヤ・ジルベルシュタインで、ブゾーニ国際ピアノコンクールで優勝し、
アバド、アルゲリッチ、バシュメットなどと共演する実力派。
ジルベルシュタインはとてもパワフルな演奏で、テクニックも素晴らしかったのですが、
和音の連打が荒っぽく、残念ながら私の好みの演奏ではありませんでした。
ロシア交響楽団の演奏は素晴らしく、管楽器は一人一人がとてもよく響く綺麗な音色で、
弦楽器はその管楽器の音色を引き立てるこれまた素敵な演奏でした。
特にチャイコフスキーの交響曲第5番第2楽章の冒頭のホルンの音色はとても美しく、
感動しました。マリウスはイケメンの上に指揮者としての実力も備えているのでしょう。
オーケストラは弦楽器と管楽器のビブラートが切なくて、いいですね。
ピアノはビブラートができないのと、一度鳴らした音はさらに強くはできず消えていくだけなのが、
とても残念だと再認識してしまいました。